臨床美術士
アートを楽しみながら脳を活性化し痴呆の症状を改善し、心の問題をケアする治療法は、医療の現場では臨床美術と呼ばれており、その指導者が臨床美術士です。
進行を防ぐことを目的としているので、痴呆症が回復不可能な状態になる前に対応し、介護保険の導入をきっかけにデイケアなどでの活用が増えてきています。
臨床美術は上手や下手という基準はなく、創作自体を楽しむ事を重視された療法です。
病院や福祉施設では痴呆症状を抱えた人たち以外にも、痴呆予防を意識した高齢者グループや、問題を抱えた児童や生徒の利用も増えてきています。
カリキュラムをよりよくするために研究や実践のなかで、改良・発展させることも臨床美術士の仕事です。
また、季節感を大事にし、感性に訴えかける授業の実践が求められ、患者さんのしぐさや言葉にならない発信をを注意深く受け止められる豊かな感受性も必要です。
■臨床美術士になるには
特定非営利活動法人「日本臨床美術協会」が指定する養成講座を修了後、認定試験に合格し、臨床美術士の資格を取得できます。
現在では、不登校などの問題を抱えている子供たちへの対応策としての活躍にも期待されています。
また、ボランティアとしての活動が認められる准臨床美術士の資格もあり、まずはこの資格から目指すのもいいでしょう。
職業としてやっていきたい場合は、美術の基礎知識が必要で、臨床美術士3級では独立した活動と独自の臨床美術のカリキュラム作成が認められ、2級は臨床美術士としての150時間の授業経験、1級は年間150時間の授業経験が必須条件となっています。
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